Tシャツプリントを仕事に結び付けたい方におくる印刷知識の話

オリジナルTシャツプリント工房ではお客様に最適なTシャツボディとプリント方法を提案しパートナーであり続けています。Tシャツプリントや生地への印刷に関してはお気軽にご相談下さい!
今日は印刷のお話をしたいと思います。何故か。Tシャツプリントにおいては印刷方法の適性をしっておいた方が圧倒的に”印刷依頼をする際に得をする”からです。

オリジナルTシャツプリント工房には様々なお客様から印刷や製作の相談が届きます。法人のグッズ企画担当者様、イラストレーターさん、サークルやチームでオリジナルTシャツを使いたい。企業の展示会出展時のユニフォームとして、など立場も用途も様々ですが、どの立場の方でもやはり印刷のことを知っていることはオリジナルTシャツを制作する上でとても大事になります。

法人企業のグッズ企画担当者様と言っても企画を立てる側の方と製造代理店としてオリジナルTシャツのプリントを商品として扱っている方とでは立場は違います。企画を立てる側としては印刷の知識があることで自分が表現したいデザインにはどのような印刷方法が適しているかがわかります。そのことで企画の進行はとてもスムーズになります。さらには印刷方法を知っていることで特殊印刷でできることベースで企画を考えたりする、なんてこともできます。印刷の現場では日々ちょっとした工夫を重ねてちょっと変わった仕様、新しい印刷表現が生まれたりしています。それによって企画として珍しいものを生み出すきっかけになったりしますね。
製造代理店の担当者さんとしては圧倒的に営業成績に関わってきます。オリジナルTシャツプリント工房を運営するリアライズでも、もちろん法人向け営業担当がいます。その中でやはり成果の出せる営業マンがどういう者かというとやはり印刷やモノの知識が豊富な営業マンです。製造知識があることはセールスを伸ばすことに直結することがこれまでの10数年の印刷業の経験から感じています。

と前置きが長くなりましたがそういったことから今日はTシャツのプリントを少しでもお仕事に活用している人が知っておくと得する印刷の知識、をお届けしたいと思います。

商業印刷によく使われる印刷方法

◆製版が必要な印刷
 シルクスクリーン印刷
 凸版印刷
 オフセット印刷
 パッド印刷

製版とはインクのつくところとつかないところをつくり穴の部分からインクを下に押しだすもしくは凸部分を押し当てることで対象物にインクを定着させる印刷方法です。シルクスクリーンは版と印刷されるものが直接触れる。オフセット印刷は印刷されるもの(メディアという言い方もします)と製版が直接は触れないという特徴があります。パッド印刷も印刷されるものが触れないという意味ではオフセット印刷の一種です。

◆製版が必要ない印刷
 インクジェット印刷
 レーザープリント
 転写印刷 → トナー転写、ラバー転写、カッティング転写、昇華転写など

インクを対象物に直接塗布する形で印刷する方法。転写印刷は特殊紙にインクジェット印刷を施し、特殊紙から対象物に熱圧着もしくは熱転写をすることでインクを定着させる印刷方法。

と一般的な印刷の種類をザクっと紹介したところでまずはオリジナルTシャツをプリントする上で最も一般的で有名ンでもある「シルクスクリーン印刷」から説明していきたいと思います。

シルクスクリーン印刷

メッシュ状の版に孔(あな)を作り、孔の部分にだけインクを落として印刷する印刷方法。布や紙は、プラスチックやガラスなどにも施されるもっともポピュラーな印刷方法の一つです。出っ張っているところにインクをつけて対象物に印刷をする凸版印刷はインクの塗布量に限界があるためこまめなインクの塗布が必要なのですが、この孔版印刷は工程上穴からインクが通りさえすればずっと印刷ができるという点で大量生産向けな印刷方法として爆発的に広がった印刷方法となります。製版に1000円~10000円程度のコストがかかります。
1色ずつ版を作る為、色数分製版代金がかかり多色展開には向いていません。量産性が高い為1色での大量生産向きなプリント方法と言えます.。

◆主にシルクスクリーン印刷されるアイテム
Tシャツ(1色~3色程度までが多い・大量に印刷する場合は多い)、トートバッグ、ボールペンの胴回り、時計やテレビの外装部分やリモコンなどプラスチック製品全般

オフセット印刷

版に凹凸をつくりインクと水をつけインクの乗る面と乗っていない面をつくる印刷方法です。ブランケットと呼ばれる樹脂やゴム製の転写ローラーに移し(Off)、そのブランケットを介して印刷用紙に印刷(Set)されるといった、版と用紙が直接触れない印刷方式から、「オフセット」と呼ばれています。
版が直接紙に触れないことから刷版の磨耗が少なく、非常に鮮明な印刷が短時間で大量仕上がることが登頂。色数分製版代金がかかるというのが特徴の印刷方法です。Tシャツのプリントでは使われることはありません。

◆主に印刷されるアイテム
雑誌やポスターなどの大量生産の商業印刷。缶詰などの金属印刷。

インクジェット印刷

極小のインク粒子を正確にコントールする技術が生まれたことによる製版の入らない印刷方法です。家庭用プリンターなどに代表される欲しい時に欲しいだけ(オンデマンドと言われます)1枚から印刷できることが最大の特徴。ダイレクトプリント、オンデマンドプリントとも呼ばれます。
紙への印刷意外にもTシャツ、紫外線を当ててインクを硬化させるUVプリントなどもインクジェット印刷の一種です。製版がいらない為色数が増えても印刷代金に影響せず、グラデーション表現など自由度の高い表現が売りともいえる印刷方法。スキージをして刷るシルクスクリーン、すべてローラーで刷るオフセットと違い、全工程のインク塗布をプリントヘッドから出力する為、印刷に時間がかかることが弱点ともいえるかもしれません。
もともとTシャツのプリントと言えばシルクスクリーンがもっともポピュラーでしたがフルカラー表現をしたいというニーズの高まりとともにTシャツのプリント業界で主役の位置に収まりつつあるのがこのインクジェットプリントです。

◆主に印刷されるアイテム
家庭用の紙印刷、フルカラーTシャツやトートバッグ、缶バッジ、アクリルキーホルダー(UV印刷)、ポスター

転写プリント

転写プリントと一言に言っても、実は様々な転写プリントがあります。今回は転写プリントの中でも布生地によく使われる「トナー転写」「ラバー転写」「昇華転写」について説明したいと思います。

■トナー転写・ラバー転写
実際に印刷する対象物ではなく、特殊な紙印刷をしそれを反転してデザインを熱圧着にて写し込む技術です。トナー転写は最初の工程で転写紙への印刷をトナープリント(レーザープリンター)で行ったもの、ラバー転写は最初の工程での転写紙への印刷を溶剤系インクジェットプリンターでラバーシートに施したものを言います。
Tシャツプリントの現場では「アイロンプリント」とも言われトナー転写が一般的でしたが今はラバー転写が使われる事も増えてきました。最初の転写紙への印刷時間がトナー転写だと早く、ラバー転写だと少し時間がかかるという点で現場ではどの印刷方法をチョイスするかが分かれているようにも思います。

◆主に印刷されるアイテム
Tシャツ、トートバッグ、パーカー、スウェット、マスクなど・・・

■昇華転写印刷
昇華インクという特殊なインクを搭載したインクジェットプリンターで昇華転写紙に反転したデザインを印刷します。Tシャツなどの印刷を載せたいボディやメディアに紙を重ね熱プレスをすることでデザイン部分を転写する印刷方法となります。トナー転写印刷、ラバー転写印刷が印刷紙とデザインを貼る仕様であることに対し、昇華転写印刷は色の部分のみがTシャツなどに印刷されオリジナルプリントとして仕上がることが特徴です。
ポリエステル製のものにインクが乗らないというのも特徴でTシャツなどのプリンタブルウェアの業界ではドライTシャツによく用いられます。またポリエステル加工(ポリマー加工)した硬質の素材やポリ製のプラスチックなどにも印刷されることがあります。ポリマー加工という条件をクリアできることで様々な素材に印刷が可能でインクの剥がれなどがなく高精細、高発色、ということから今後オリジナルグッズの業界で拡大が期待される印刷方法のひとつです。
熱プレスをする際の昇華と言われる瞬間は印刷場内の温度や湿度の影響を受けるデリケートな印刷方法でもあり若干の個体差がでるということも今後の課題と言われている印刷方法です。

◆主に印刷されるもの
ドライTシャツ、マグカップ、スマホケース、ポリエステル製巾着、ポリエステル製素材のシャツ

Tシャツプリントに関わる印刷方法まとめ

ざっとでしたがオリジナルTシャツに代表されるプリンタブルウェアにまつわる印刷方法を紹介してきました。法人の営業担当者の方は、商談の際のふとした時にアイテムをおすすめするのと同時に印刷の手法に触れたり素材について触れたりすることは相手から「この人詳しいな」と思ってもらえるきっかけになります。我々の携わる製造業は商材の知識というものに底がありません。モノと加工技術双方にどこまでも深い知見を求められる立場です。

だからこそ印刷の技術的な部分まで突っ込んだ提案やお客様に何かしらの知識を与えられる担当さんというのはとても重宝されます。フルカラーのデザインの場合はインクジェット、1色などの場合で20枚以上枚数がある場合はシルクスクリーン、ポリエステル素材の場合は昇華転写、この程度のことを覚えておくだけでちょっとした商談のアクセントにもなりますのでまずはこれからのことだけでも覚えておくときっと得します。

ぜひここに書かれてることは一度に覚えて次の商談の場で少しでもこういった話題に触れてみて下さい。大丈夫。最初は誰でもハッタリから始まるのですから ^^

オリジナルTシャツプリント工房ですTシャツの印刷事業を行っています。プリントができるオリジナルボディは多岐に渡って取り揃えています。お客様に最適な提案をさせていただきますしお客様の課題をご共有いただければ”一緒に考えます”。
ぜひお気軽にご相談下さい。そして来週には今の自分を超えて成長していくつもりで仕事に臨んでみるといいかもしれません。

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